菊花鳳凰文錦(きっかほうおうもんきん)
Concept
本品は、かつて日本伝統織物保存研究会の「先染紋織物(錦)の綜合的復元事業」の一として復元した正倉院裂「緑地花鳥獣文錦」をお手本として、創作した裂である。「菊」は日輪を表わし、鳳凰は鳥属の王として、仁愛、慈悲を体し、その出現は人々の幸運の兆とされている。
また、高松塚古墳の壁画でよく知られているように、古代信仰においては、四神の一、朱雀として、青龍、白虎、玄武と共に宇宙を支配し、表徴するものとして尊崇された。
本品は、かの古代の人々の魂を現代に甦らせんと願い、織り上げた平成の倭錦(やまとにしき)である。
龍 村 光 峯 述
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